鹿児島県出水麓
当施設は、出水麓の伝統的な武家屋敷を構成する3つの要素である「母屋」「蔵」「畑」の全てが現存している貴重な武家屋敷であり、武士としての鍛錬を重ねつつ農作業にも勤しんだ薩摩武士たちの「半農半士」の生活を垣間見ることができます。
縁側から望む庭は、薩摩藩最古とも言われる枯山水の庭園。小鳥のさえずりが心地よく、江戸時代から時が止まっているかのようなゆったりとした時間をお過ごしいただけます。
出水麓
肥後藩との国境に位置する「出水麓(いずみふもと)」は、藩の防衛上特に重要な拠点の一つであったため、江戸時代に緻密な計画をもって外城(=麓)が築かれ、有力な武士団が配置されました。このような歴史を持つ薩摩藩最大級の武家屋敷群「出水麓」は現在、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、薩摩武士が歩んだ歴史や、当時から続く美しい景観を今なお残しています。
RITAそらきゅう
そらきゅうとは、焼酎文化が根付く薩摩の宴席遊びで、古くから用いられてきたお猪口のことです。底が尖っており、焼酎を注いで「ソラ!」と渡されたら、置かずに「キューッ」と飲み干す、というのが名前の由来。